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冬の京都

[冬の京都]
雪の貴船神社。
かなり寒いデス!
貴船神社は、本宮・中宮・奥の院と三社でなります。
京都駅から列車とバスを乗り継ぎ、山をのぼって本宮の鳥居まで来たら雪がちらついてきました。
鳥居をくぐって階段を登り、本宮を参拝するころにはかなりの本降りに。
今回は、奥の院まで行くのは諦めよう!と、鳥居茶屋に避難。
鮎茶漬けをいただき雪で冷えた身体を温めます。鮎が3尾も乗ったご飯に熱い煎茶をかけてすすると、
いやぁ最高です。雪の日はこの熱さが効きます。
鮎は頭からシッポまで姿のまま入っていますが、すべて食べれます。というより、あっという間にほぐれ、鮎がご飯の隙間に隠れようとするかのようです。
川魚のすこし苦みに山葵をきかせ、清流に跳ねた鮎を一気に喉へ流し込みます。
鮎のおかげで息を吹き返した私は、さぁ帰ろうと店をでると、なんと青空が見え、太陽が輝いているではないですか。
予定を変更し、中宮、奥の院へ向かいます。

創建年代は極めて古く、その始まりは不詳だそうですが、約1300年前の白鳳6年には社殿造替の記録があるそうですので、日本でも指折りの古社。
水の神、高籠神が祀られています。神社の横には美しい清流が流れ、夏には川床も楽しめる風情な場所。
伊弉冉命(いざなみのみこと)が最後に生まれた火の神。その火は母である伊弉冉命を燃してしまいます。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)はそれを悲しみ、あろうことか、怒りのあまり我が子である火の神を切ってしまいます!なんとも人間味のある神様。切られた火の神もタダでは死なず3つの神に別れます!うちのひとつが水の神・高籠神となったのですね。
ただ、間の中宮である結社だけは磐長姫命(いわながひめのみこと)が祀られています。
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)のお姉さんですね。
この、姉妹の妹である木花開耶姫命に、天照大神(アマテラス)の孫である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が日向に降り立つときにチラッと指宿方面にいた美女に目を奪われ一目惚れします。
神様といえど美女には弱いのですね。その後、求婚に行くのですが、その木花開耶姫命の父である大山津見神(オオヤマツミノカミ)は何と!姉までセットのニコイチでならよいとセットで嫁に出そうとします。乱暴な話ですね。さらに瓊瓊杵尊は、姉はいらないと返してしまうのです。

しかし追い返された姉は「それならば私はここに留まって人々の良縁を授けよう」と鎮座されたのです。素晴らしいですね。鎮座されたのが貴船神社の中宮(結社)です。縁結びの神様。今年出会いの欲しい方は是非!

女流歌人「和泉式部」もここの御利益に肖ったそうですよ!

そういう神社を奥の院まで進みましたが、雪のあと、晴れ間がでると木に積もった雪が雪崩のように落ちてきます。その直撃を受けた私は、せっかく鮎茶漬けで温まった身体再び凍らせ、滝に打たれた如く、心も雪景色のように真っ白に整い、奧の院を参拝。

貴船神社の話、ちかいうちにFMラジオ番組「サウンドクルーズジャーニー」で話をしてみようかと思っています!

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