音楽物語「祈りの島」の全編公演映像を公開しました。

［世界遺産］
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が４年前の今日！ユネスコの世界遺産リストへ登録されました！
その世界遺産をテーマに創った音楽物語「祈りの島」〜カクレキリシタンの物語〜のテスト公演の模様を公開します。
台本の第10稿が完成し、関係者だけで行った公演の記録で、公開を前提として撮っていなかったので少し聞きづらいところありますが、全編を公開するのは初めての事です。

潜伏キリシタン関連の遺産は、宗教を越え、今ある長崎、そして日本を創った文化として語り継ぐべきであると考えました。
そのため、音楽と絵画、文学という文化の集合体としての「音楽物語」の形にまとめました。
潜伏期のキリシタン遺産は、隠さなくてはならないもの、形にしてはならないものが基本なので、富士山や富岡製糸工場のような解りやすさがありません。その精神や祈りの形態が重要なので形になっているものがとても少ないのです。
この音楽物語「祈りの島」の４０分の公演を聴いて頂くと、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の概要がおおよそ解るという形で書いています。
是非、世界遺産登録４年目を迎えた今、「祈りの島」を通して潜伏キリシタン関連遺産の意義を感じていただければ幸いです。